1.カトリック仙台教区 人権を考える委員会のご案内
人権に関する問題に対して仙台教区としての基本的見方を提示する委員会です。
各小教区や地域に見られる「人権に関する問題」について、問題がどこにあるかを理解したうえで専門家や実際に活動している団体の助けを借りながら、教区としての指針の提示、司教への答申をおこなって教区の人権についての意識変革に寄与することが任務とされています。
現在は「カトリック仙台教区におけるハンセン病問題について」、「外国籍信徒と共にある教会づくり」を主なテーマとして活動しています。
2.組 織
住所:
〒980-0014 仙台市青葉区本町1-2-12 カトリック仙台教区事務所内
構成員:
司教によって任命された司祭、信徒の委員によって構成され、委員の任期は3年となっています。
<2015年度~2018年度>
・委員長
園部英俊(2015年~2016年)
御供真人(2016年~)
・委 員
熊谷 久子
園部 英俊
高田 明子
中津 俊樹
芳賀 隆太朗
長谷川 昌子
細谷 朋子
御供 真人
・地方委員
岩間 充
白川 順子
(五十音順)
3.委員会の歩み
1996年6月
仙台教区宣教司牧評議会の下に「人権福祉委員会」を設置。(佐藤千敬司教)
カトリック中央協議会社会司教委員会による
『障害の重荷をともに担える日をめざして』(PDF2.1MB)
の発行を記念しての「祈りと分かち合いの集い」を仙台教区病者障害者団体連合会とともに開催したほか、紀元2000年の「大聖年」に際して「ジュビリー2000 最貧国債務帳消しキャンペーン」、平和旬間における「ゆるしと平和を求めるミサ」の式文作成に取り組んだ。佐藤千敬司教が2002年に帰天された後、委員会の活動は休止状態となり2003年3月の第3回司牧評議会で解散が決定した。
2000年9月
溝部脩司教着座
2004年3月
第5回仙台教区司牧評議会において「(仮称)人権委員会」発足が決定。
2004年5月
「人権を考える委員会」として新たに発足。「教会は多国籍である」との認識に立ち、「外国籍信徒と共にある教会づくり」を活動テーマとした。また、平和旬間中の「平和を求めるミサ」式文の作成を担当することになった。
2004年7月
溝部司教が高松教区長に転出
「仙台に来て一番うれしかったことは、人権を考える委員会が立ち上げられたことです。差別や児童虐待がある中で、人間への尊厳が教会の中で一番大切にされたらよいと願っています。平気で人の足を引っ張るのは、教会から遠い姿です。私たちがお互いに愛し、励まし合うことは、社会への挑戦になるものです。教会は小さいグループですが、そこが意識変革すると、目覚めた人が活動するようになります。この委員会が立ち上がるまでには時間がかかりましたが、本当に良かったと思っています。皆さん方は、一番大切なことだと考えて活動してください。」とのメッセージを残された。
2005年1月
仙台教区内の全教会を対象に各教会における外国籍信徒の在籍数、教会での役割、相談支援体制などについてアンケート調査を実施
2005年 7月
さいたま教区「オープンハウス」視察
2006年3月
平賀徹夫司教着座
2006年5月
外国籍信徒などを招いての懇談会「外国籍信徒と共にある教会づくりを目指して」を開催
2006年11月
「仙台教区における外国籍信徒に関する取組について」(PDF498KB)を平賀司教に答申
2007年 3月
教区宣教司牧評議会において「外国籍信徒相談窓口」の設置が決定
2007年 8月
「カトリック仙台教区外国人ヘルプデスク」開設。当委員会が運営を担当。
「平和を求めるミサ」が「人権と信教の自由」をテーマに開催。当委員会が次第を作成。
2007年 11月
「シンポジウムin仙台 ハンセン病とカトリック・・・隔離から解放へ」を日本カトリック部落差別問題委員会主催、当委員会の共催で開催。この後、「仙台教区におけるハンセン病に対する取組」について当委員会の継続的な活動テーマとすることとなった。
2010年6月
カトリック正義と平和仙台協議会、東北地区の仏教、プロテスタント教会、医療労働者団体、ハンセン病国家賠償東日本訴訟弁護団などとともに「ハンセン病問題を考える市民のつどい」を結成し、シンポジウム 「ハンセン病問題のこれまでとこれから~私たち一人ひとりにできること~」を「せんだいメディアテーク」にて開催。
この後、この「市民のつどい」の一員として、国立ハンセン病療養所東北新生園の将来構想策定支援やハンセン病問題に関する市民啓発活動に取り組むこととなった。
2015年1月
「カトリック仙台教区におけるハンセン病問題について~ハンセン病に生きた人々をわすれないためにカトリック仙台教区が今後取り組むべきこと」を平賀司教に答申。
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